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咲耶 ∞ ミュージシャンの極意

プロフィール

咲耶-sakuya-

シンガーソングライター

東京都町田市出身

高校時代にバンドで一度だけ立った日本武道館のステージにもう一度立つことを目標にし、都内ライブハウスを中心に活動中。

現在は昨今の事情を踏まえ、「お客様に安全に、そして今だからこそ楽しんでもらえること」をモットーに、ライブハウスと協力して定期的に無観客配信イベントを開催している。

幼い頃は人見知りの口下手で、自分の気持ちを思うように表現できないことがコンプレックスだったが、高校時代軽音楽部にてオリジナル曲を作り、自分の想いを形にしていくうち、音楽が自分を表現できる手段だと気づく。大学卒業後、ピアノ弾き語りでの活動を始め、今年で6年目となる。

詞の一つ一つが活字となって飛んでくるかのような歌声と、曲ごとに声色から表情、振る舞いまで変わるステージは、「まるで一本の舞台を観ているようだ。」と言われている。

〈はじめに〉物語を読み解いていくかのようなストーリーある楽曲に魅了されるファンも多い、弾き語りシンガーソングライター咲耶にインタビュー!子役から転身するにあたり転機となった高校時代からの恩師とのエピソードなどを語ってくれた。

オリジナルをつくって大会に出る!という高校生軽音楽部時代が私に大きな転機をくれました。

ピアノ弾き語りというスタイルになったのはいつ頃ですか?

高校生の時に軽音楽部に入っていたんです。その時の恩師、顧問の先生に卒業してからもお世話になっていて、今も外部講師として高校で軽音楽部のコーチをさせていただいています。

楽器は一通りできるので、演奏全般的に生徒たちに携わらせて頂いているんですが、ピアノ弾き語りをし始めたのはその時。生徒たちの前で演奏させてもらったのが最初だったと思います。2014年の頃ですね。

そんなふうに、今でも素晴らしいご縁をいただいている軽音楽部ですが、ここに入部したことが、私の大きな一つの転機になりました。

私、3歳から劇団で子役をしていたのですが、この高校の軽音楽部が、「オリジナル曲を作って大会に出る!」というのを目標に掲げていた部活だったんですよね。それでその時、子役を続けるか、部活をしっかりやるか決めなきゃいけないなと考えた時期があり、部活に専念しようって決めたんです。

それが子役から、音楽の方にも活動を広げ始めたきっかけです。

活動が本格化したのは高校卒業後ですか?また、ミュージシャンの道に進むキッカケなどはありましたか。

実は私、高校を卒業した後、進学して保育系の大学に通っていたんですよ!大学4年生の夏、私の地元の町田市主催“町田ポップフェスティバル”っていう大会にピアノ弾き語りで出場したんですね。

ちょうど大学を卒業してからの進路に悩んでいた時期でした。音楽に関わっているのをやめるのは嫌だなぁ・・でもみんな就職するなぁ・・就職したほうがいいのかなぁ・・みたいな。グルグルとそんな風に悩んでいたんですが、その大会に背中を押してもらったって言うのかな。出演することで心が決まった感覚がありました。

自分がどう思われてるのか、昔はいつも気にしていました。

思い切ってソロアーティストとして動きだして、よかったと思うことはありますか。

私自身もともと人見知りであんまり活動的ではなかったので(笑)

人と関わるのは大好きなんですけど、自分がどう思われてるかがいつも気になったりしていたんですよね。でもミュージシャンとしてステージに上がるようになって、堂々とこれが私です!って胸を張れるようになったことが一番よかったことなんじゃないかと思います。

活動をするうちに「ん?みんな?そんなに私のこと(良い意味で)気にしてないんじゃないか?」って思うようになって(笑)何かが振り切れたというか。

そしたら、色んな事が怖くなくなってきて、どんどん冒険できるようになりました。

ファンの人たちは、ただただそれを受け入れてついて来てくれている感じが・・・(笑)

たまに、なんでこんなにファンでいてくれるんだろうって思うことさえあります(笑)みんなありがとーっ!!(大声)

▶︎咲耶Official twitter

コロナ禍で見つけた人の繋がり
−聴いてくださる方とダイレクトに繋がれるようになった

コロナ禍でライブ中心の活動から動きがガラッと変わったと思いますがいかがでしょう。

ライブが配信になったことで、ライブが終わった後にフォローしてくれたり、全く知らなかった方からライブのご予約を頂いたりというように、ダイレクトに聴いてくださる方と繋がれるようになったと実感しています。

これは配信をするようになって良かったことだと思います。ライブ会場ももちろん大好きですよ!でも配信の場合は、ライブの熱が冷めないうちに私に対してすぐメッセージを送れたり、フォローしたりとか、アクションしてもらえるじゃないですか。

私にとってやっぱりそういう、その時しか出てこないリアルな声が聞けるということは、ものすごいエネルギーになるんですよね。

先日まで挑戦していたクラウドファンディングも、クラウドファンディング=お金をいただくという気持ちが強かったので、今まで何度かお話をいただいていてもお断りしていたんですが、

今回はお金じゃなく、人を集めるクラウドファンディングをやってみませんかと担当の方が仰ってくださって・・・やってみよう!やってみたい!と思い挑戦してみました。

内容は、お金ではなく、私の新作 Music Videoを一緒に広めてくださる方を募るというもので、最終的に78人の方が集まってくれました。

私の知らないところで私を応援してくれる人がこんなにいるんだと思ったら、すごく希望が持てたし、自分が普段活動しているだけじゃ見えなかったものを実感した気がします。

そんな素敵なファンにも恵まれる咲耶さんですが、これからやってみたいことはありますか。

今年は、新生咲耶じゃないんですけど、生まれ変わってやっていきたい気持ちがあります。

音楽もそうなんですが、小説を書いたり朗読したりとか・・・

演劇をやっていたということもあるので、創作活動の幅を広げていきたいなと思っています。

音楽に関しても、私の書く曲は、自分自身から発信するというよりも誰かを主人公に立てた曲が多いんです。

根底にあるのは自分自身の想いなんですけど、そこから物語を書いているんですよね。色んな切り口で魅せていきたいなぁ。

ステージに立って表現する=現実感のない世界というか。現実から離れた場所の出来事を書いていきたいし、現実を忘れられるような世界を作りたいといつも思っています。

▶︎咲耶Official twitter

自分の言葉や、自分の音楽に責任を持って、観てくれる人、応援してくれる人に誠実に。そして面白く!(笑)まだまだ冒険したいと思います。

〈おわりに〉“何もないところから何かを生み出す”ということを当然のようにやってのける咲耶は、存在そのものが非日常である。繰り広げられるステージでどんな物語を描いてくれるのか、とても楽しみ♫

取材:Noriko Shimada