かおり先生、今日はどんなお話してくれるんですか?
今日は、ママの声についてお話するね!
お子さんが歩けるようになりお話ができるようになってくると、支援センターへ出かけたり、幼稚園・保育園に通い始めたり、または習い事としてピアノやリトミックを始めたりと、音楽に触れる機会も増えてきます。
そこではきっと先生や沢山のお友達の中で、音楽を楽しんでいるでしょう♪
では、おうちではどうでしょうか?どんな風にお子さんと音楽に触れあっていますか?
普段の生活のなかでも、CDやDVDなどを使い、いろいろな形で工夫しながら音楽を取り入れた育児をされている方も多いと思います。
その中でも、子どもにとって一番影響があるもの。
それは”ママの声”なんです。
最初に覚える音は”ママの声”
赤ちゃんはお腹の中でママの声の響きを感じ取り、生まれてすぐにママの声を認識できると言われています。
様々な音の中でしっかりと声を聞き分けて、ママの声で安心して泣き止むなんてことも。
また、生後2~3ヶ月頃になると音がする方に顔を向けたり、目で追ったりするようにもなります。
そして徐々に、聞くだけでなく呼びかけに「あーあー」「うーうー」などと声を出して反応するようになり、
1歳前後になると、リズムやメロディに合わせて体を動かしたり、手を叩いたり出来るようになります。
やっぱりママの声が1番!
CDやテレビから流れてくる素敵な歌声や、きれいな音色の演奏ももちろん良いですが、やっぱりママの声には勝てません。
小さい頃にママと一緒に歌う楽しさを味わった子と、そうでない子では感性に大きな差が出るそうです。
そう考えると、ママの役割はとても重要♪
つまり、子どもにとってママが最初の「おんがくのせんせい」と言う訳です。
近年、さまざまな育児グッズがありますね。
スマートフォンのアプリケーションで映像や音楽を流したり、絵本などにも歌入りのCDがついていたりと、誰でもそれなりの環境を作ることが出来ます。
しかし、大好きなママによる直接の歌いかけは、ママの優しさを伝えると共に、お互いの表情を見ながらとても楽しい親子のコミュニケーションの時間にもなるのです。
とくに幼児期のころはママが歌う歌がなによりのもの。
「うまく歌えない」「いい声が出ない」などと気にせず、ぜひママの声でたくさん歌ってあげてください。テクニックなど難しいことは専門的な先生に任せればOK!
子どもにとって、一番身近で唯一の「おんがくのせんせい」。
お子さんと大いに楽しみながら、音楽のある素敵な生活を送ってくださいね。