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【歌が上手くなる練習方法】タングトリルについて

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生徒
生徒

たくみ先生、今日はどんなことを教えてくれるんですか?

たくみ先生
たくみ先生

今日は、タングトリルについて解説するね!!

本日のお題:タングトリルについて

リップロール・・・タングトリルは、上の歯の裏側あたりに舌をもってきた状態で息を吹き、舌先を「トゥルルルル」と振動させる発声です。イタリアでは一般的な「グラッツェ!」なんかも巻き舌を使った良い例ですよね。

タングドリルの練習方法について動画で解説します。

この動画は、芸術文化活動支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」に採用されました。

どんな効果が期待できますか?

①舌や声帯近くの筋肉をリラックスさせる効果があります。

②喉をしっかり開くことができる。

③滑舌がよくなります。

④裏声が出しやすくなります。

タングトリルを習得したいという方は、下記の手順に従って練習してみましょう!

1.口を開けます。(大きくではなく少しで大丈夫です)

2.舌を上顎(上の歯の裏側あたり)に置く。※「らりるれろ」を発音するときの位置くらい。

3.息を吐いて舌先を振動させる。

ワンポイントアドバイス

・舌先に力が入り固くならないように適度にリラックスすること

・「ラララ」「ルルル」などをできる限り早く言って舌先を動かす

・一定の息の量でブレないように吐くこと

※もし難しい場合は、「トロロ」と連続して言ってみてください。ロロを2回発音する際に、少しだけ舌先が回るような感覚がありませんか?この感覚を意識して、舌先が揺れる瞬間に息を同時に吐くイメージを持つと、「トロロロロロロ」と長く伸ばすことができるかもしれません。

一流への道

10秒以上長く続けることができる

音程をつけることができる

タングトリルでもメロディを正確に取れる

必要な時に巻き舌を入れることができる

注意点

タングトリルができないからといって歌が歌えないわけではありませんのでご安心ください。初めはなかなかうまくできないものですが、意識しているとだんだんできるようになってきます。タングトリルとリップロールは同等の効果が期待できますので、どちらか一方やりやすい方でトライするのもオススメです。

皆さんへのメッセージ

舌の筋肉が硬いせいでなかなかうまくタングトリルができない場合は、舌を思いっきり出してみたり口の中で回すなどして、ストレッチを行ってみてください。少しずつ柔らかくなってきたら再度トライしてみてくださいね。